ありんこパパのブログ

30代子持ちサラリーマンが仕事や家庭内で気付いた事を記していくブログ

人を動かす最高の言葉をよんで

ありんこパパです。

 

忘れていた頃に届いた本をよんでみた。タイトルの通りだけど、日経ビジネスに掲載されている有訓無訓を100選厳選し、集めた本。なんとなく日経ビジネスを購読しているのもあって、思わずクリックして買ってしまった本だ。

 

全8章あるが、駐在していることもあり「日本のあり方」の章が気になり読み始めた。

備忘録として、気になった個所をれきょしていく。

 

語学力より先に語るべき自分を持て

<要約>

 ・人と会うとき最低限に必要なものはマナー。

 ・マナーとはこちらが一歩引き相手に不快感を与えない作法

 ・相手の国に従い、迷えば欧米式、または日本式で対応する。

 ・語学力の前に、自分が日本人であることを前提とし、文化や歴史、正しい日本語を話せるようにすること。そこから、美意識や教養を通してマナーを身に着ける。

・日本人であることに誇りと自信をもつこと。語学力はつぎである。

 

<所感>

上司がモスリムであるが、一緒に出張に出かけると時々マナーが悪い対応をしてしまうことがある。最近は、一緒に食事をしていてもお酒を飲む。特に何も言われないが不快感を持っていることは間違いない。飲まないわけではないが、相手を尊重した作法を身につけよう。

語学力の前に、日本語で勝負できるかとよく聞かれる。日本人の中でもやはり会食が苦手だ。日本の上司にも言われたが、日本語での知識を増やそう。

 

最悪の事態を知らずして悲観論を語るべからず。

<要旨>

・最近に日本(2002年当時)は悲観論を口にすると知的に思われる傾向がある。

・人間が本当にパニックになるのは、食べ物がないか命の危険があるときの2択。

・創業した1945年当時と比べると今のベンチャー企業は甘やかされている。

・ライオンと細い道、 ライオンに3人食べられると、残りの7人は逃げ出すのではなく、反撃に出ようとする。今の日本では革命は起きないが、新興国に負けないと思う力はある。

・60歳以上は会社から退く。40代が、体力、知力、経験の面で一番良い。

・シルバー世代はベンチャーを支援してほしい。経験、見識は十分である。それが教育である。

 

<所感>

悲観論を語るのはやめよう。今の日本人の底力を信じていく。

 

日本型雇用は、男性稼ぎ主モデルはでは、日本企業は沈む。

・日本企業は、組織的、構造的に女性の活躍を阻む傾向がある。

男女雇用機会均等法や女性活躍推進法は女性目線でみれば、冗談のような法律。

・世界企業はダイバシティ-化している。

・差別企業(日系企業)と平等企業(世界企業)の経常利益を比較すると、平等企業のほうが多い。

・日本企業は世界で戦えなくなる。商品、労働、金融という三分野ではダイバシティ-企業が勝る。

・経営者だけでなく、中間管理職も目覚める必要がある。

 

<所感>

一部ダイバシティー化された企業で働くと、日本企業のやりかたに不自由を覚えることがある。しかし、働く側は言われたことをやればよいので楽ではある。今の業界は過去の日本企業の栄光、初期に世界で認められた実績で戦っているが、世界のダイバシティ-企業には負け始めている。日本人だけの工場で、それも日本の中でつくっていては本当に世界に勝てなくなる。

 

日本人主義では勝てない

・日本企業にとって今一番重要なワードは、多様性である。

・世界市場に打って出るには、日本人型のパッケージでは勝てない。企業内を内なる国際化して、真のニーズを探し出す必要がある。

・日本のビジネスマンの意識が大きく変わっていると実感。企業を利用して、独立、転職、留学などを次のステップを目指したい人が多数と(推測)

・ゼネラリストとして一様に処遇する人事制度ではそんなビジネスマンの能力を生かせない。