ありんこパパのブログ

30代子持ちサラリーマンが仕事や家庭内で気付いた事を記していくブログ

草加交差点事故母子巻込まれ事故で思う事、ドライバーのながらスマホはするな。

ありんこパパです。

 

身を守る側としては、防ぎようがない事故が起こってしまいました。

安全と思われた歩道を歩いていただけなのに。 

防犯カメラの映像からは、衝撃のすごさを物語るかのように画面左側から歩いてきた女性は、

その瞬間後ずさりさえしています。相当な衝撃音だったのでしょう。

 

今回の事故で考えさせられるのが、歩行者のような交通弱者はどのように身を守ればよいのか。

それは、外に出ない事が一番でしょう。

交通事故が起きるだろう、そのリスクの中に自らが入り込まない事。

ただ、現実には外に出ないなんて不可能です。

 

では、交通ルールを守ってその危険には近づかない。

当然、赤信号での横断や歩きスマホはそれ相当にリスクがあり、本人もそのリスクを許容しながら多くはやってしまいます。そこで、事故が起こってしまった場合、歩行者も危険要因を作ってしまった一つになります。

 

でも、安全に交通ルールに則って歩道を歩いていた場合、安全でしょうか。

ルール無視した車やトラックがその場にあれば、安全は崩壊し、事故に発展するリスクは大きくなります。

 

例えば、横断歩道で左右を確認して手を上げて渡る。

 

でも、交通強者である車側が気づかなかったら、一瞬でそのルールは役に立ちません。

もはや横断歩道では車は突っ込んでくると思いながら、歩くしかありません。一番の回避は、その横断をしない事でしょうか。

 

人対車の事故の場合、車側は良いです。エアバックやシートベルト等様々なシステムにドライバーは守られています。事故にあっても、または自らが事故を起こしても、先のシステムを正常に使っていれば、例えドライバーのエラーがあっても幾らかは自分の身を守れるでしょう。

 

でも、歩行者側で見た場合どうでしょうか。

交通ルールという人間同士で互いに気をつけましょうというルールしかなく、その一方が破れば、

いとも簡単に安全ルールは崩れ、事故の可能性は高くになります。 

 

報道の選択性もありますが、最近は悲しい事故報道が増えました。

 

歩行者は、交通ルールを守る事でしか我が身を守れません。けど、ドライバー含め人間は必ずエラーをしてしまうもの。多くはヒヤリハットですんでいますが、時には大きな不幸を呼んでしまいます。

 

交通ルール以外で今回の事故を防げなかったのが考えてみます。 

 

 

建築現場では、災害、事故に備えるために

先にリスクを見積もり、その対策を実行するというリスクアライメントという考えがあります。

危険が起こる直前の画面を見せて、そこから先どのような危険があるか、そしてその対策を考えます。対策は主にその危険をハード、ソフト、ヒューマンに分けてそれぞれ考えます。

 

まず、今回トラックが歩道に乗り上げて突っ込んだ。

➡︎歩道にはガードレールがなかった。

ガードレールをつければ幾分かは衝撃を吸収できたでしょうか。

 

運転者が慣れない道を走ってしまい、スマホの地図を使いながら運転をした。

➡︎すでに、携帯電話やスマホを使いながら運転をしてはいけないとのルールがある。

問題は、そのルールを守るかどうかは本人の意思次第だという事だ。

カーナビのように運転中は、スマホが操作できないような仕組みが必要だ。

 

左手から軽トラックが出てきたので、暴走トラックと衝突後トラックのベクトルが変わってしまった。

➡︎ここは、かなり運命の変わりようの瞬間だったと思う。

もし、軽トラックが先に又は少し後に走行していれば、衝突はなく進路は変わらなかった。

または、衝突のタイミングも重要だ。

軽トラックは暴走車の左側面を押すように突っ込んだ。

運悪く、親子がいる右側面にベクトルが向いてしまった。

飛行機には、空中衝突を避けるために互いの機体に設置された衝突防止装置が作動して、

自動的に衝突を回避する。

車道では、空と違い狭い為、衝突回避するような急ハンドルは、二次被害に及ぶが今開発中の急制動を自動的にかける事で、衝突は免れたかもしれない。

もし将来的にそのような装置が働いた場合、重大なヒヤリハットがあった事例なのでドライバーの直前の行動を記録して時には罰する必要がある。

街中のドライバーをみると、歩きスマホならず走りスマホを結構な確率で目にするときがある。

歩きスマホは多くの場合、自分の不注意なのでそのリスクは自分にあるが、ドライバーのスマホはそれが時に凶器となる。加害者となってしまうリスクは忘れないでほしい。

 

トラックが人に衝突してしまった。

➡︎今の技術で、向かってくるトラックに対して対人は無力だ。車側は、先に述べたようにシートベルト、エアバック等自らの身を守るものがあるから良い。人を含めた衝突物にはただの鉄の塊だ。そうなてしまった場合、人の意思には限界がある。今回は母が子供をかばう形になってしまった。本当ならどちらも不幸にならないストーリがほしい。そこに衝突を吸収するガードレールがないならば、人間側にエアバックが作動する技術がほしい。

 

ドライバーが慣れない道を走行した。

➡︎その原因はいつもの道が渋滞していた。そのいつもの道が渋滞してしまうのも、渋滞しないようにする改善の余地がある。また、渋滞することがわかっているなら、渋滞時間を含んだ早目の行動も必要だったかもしれない。しかし、早目の行動ができない無理なスケジュールだったかもしれない。本人の働き方、会社側の働かせ方にも問題があったかもしれない。

 

いずれにしよ、日本では貴重な子育て世代の家庭が被害にあった。

多くの子育て世代のパパママはこのニュースが他人事でないように思うだろう。

共働きであれば、誰かに我が子を送り迎えしてもらっているかもしれない。

その時、迫り来るトラックに身を呈して他人の子供をかばえるだろうか。

親であってもとっさの本能はわからない。そうであってほしいが。

 

ただ、全てはその暴走トラックがなければ起こらなかった。

これだけの事故なので、報道も多く、話題性があるので周知もしやすかっただろう。

ただ、それは事が起こってからなのだ。

ニュースのように自分から情報を取りに行かないといけないのではなく、

強制的にこの脅威を周知する必要がある。

業務車両であれば、多くの場合会社側で告知されていると願う。

ただ、サンデードライバーのような又は、業務上乗らない人にはどうだろうか。

ワイドショー的な内容でこわいねーと取られてもただ悲劇を繰り返してしまう。

 

例えば、一時的に全車のカーナビにこの教訓を表示するとか。

スマホが車を検知すれば、その案内を通知するとか。

何かしらの直接的なアクセスは必要だ。

 

日本からは、飲酒運転は過去と比べると激減したと言われる。

海外では、日本ほどの取り調べはない。

これは、警察の方々の周知方法、ドライバーや周りの人々のモラルが上がった事によるものだろう。

私たちは、この便利すぎるスマホの使い方を勉強しないといけない。

歩きタバコが一昔前より恥ずかしいように、ながらスマホがモラル低いように思わせる必要がある。

 

今回の事故の直接的な原因が、

スマホ操作による赤信号無視」が原因ならば

そのながらスマホの怖さを全てのドライバーに周知する必要がある。

 

車を運転する全ての人は、この事故の教訓を学び、自分を含め、日本の交通安全に努めてほしい。

 

 被害に遭われたお母様のご冥福をお祈りするとともに、

今回助かったお子様の力強い未来を応援します。